☆ 第2話:ええ!ここはどこ? ☆
さぁ〜、ここからが北海道制覇のスタート!ガイドブックを車に乗せたものの、食べ尽くし、見学し尽くすことなど、経済的にも日程的にも無理な事は分かっている。まともに付き合ったら、ここ函館でさえ日程を使い果たしてしまうかもしれない。この旅行記で私が観光案内などしなくとも、皆さんの方がよくご存知だし、またそんなつもりもないことをお伝えしておこう。そもそも観光ではなく、私自身が頭の中で描いて来た北海道をこの目で見て確かめることが第一の目的なのだ(ホホホ,本当格好いい!)。
第一歩を踏みしめた所は、市街地を眺望する函館山の山頂と言いたいが、言わずもがな味気ないコスモのガソリンスタンド。でも〜、普通どんな旅でもそうだが、自分の住んでいる場所から離れれば離れる程、言葉が変化して行くことに気が付くはずだ。明治以降北海道が開拓されて行く大きなカギともなっていることだから、説明しなくともお分かりだと思うが、交わした店員の言葉に800Kmも移動してきたその実感は伝わってこない。仮に方向を西に800Km走っていれば、方言は大きく変わるし否が応でも耳に入る。たしかに夜中、東北地方を一気に通り越してしまったから、止むを得ないかもしれないが、まるで都内に居る様な錯覚がこの地の第一歩の印象になった。
"ええ!ここはどこ?"
とは言うものの、腹がへっては戦はできぬ。個人的にアンジーパパ、ウニ大好きである。礼文島の"ウニ"なんぞ憧れである。食べられるかなぁ〜?ああ!考えただけでよだれが出る。贅沢だが、からごと食べてみたいなぁ〜。そんな気持ちになる。さっそく朝から、"海鮮市場"でウニといくらの二色どんぶりを注文。みょうばんが入ってないからウニがうま〜い。バフンウニであれば、最高だが、ムラサキウニにちょっと期待はずれ。でも皆さんごめんさ〜い!料理番組のレポーターではないが、ウ〜ン、味の宝石箱や!
海鮮どんぶりに大満足し、アンジーのサンポも兼ねながらこの辺りを散策。天気は快晴。軽井沢の気候をイメージしていたが、湿気は無いものの、この暑さは埼玉とあまり変わらない。店舗に入ることは出来ないから、日陰を探しながらまさにウィンドウショッピング。そこそこ歩けば明治の面影が残されていて、おぼれげな幕末からの歴史を紐解けば、長崎に次ぐ国際港のイメージが浮かび上がって来て勝手に納得す。神戸や横浜の風情とどことなく似ているのもそのせいか。
(写真は赤レンガ倉庫から箱館山を望む)
本日の予定は、あまり無理をしないこと。昨日の強行軍と今後の行程を考えて、ここは函館を離れ、次の宿泊地ニセコでゆっくりしたい。ニセコまでの行程は170Km。
移動中、最初はたまたまかと思っていた信号の据え付け方が、本州の横置きにたいし、こちらは縦置きであることに気が付いた。それに、道路上5mぐらいの位置に矢印(写真左;かすんで見えるのが羊蹄山)がある。なんとなく積雪に関係があるとは思っていたが、あとでロッシュパパに教えてもらうと、吹雪くと地表が平らになり道路の位置が分からなくなるそうである。この印、道と云う道に延々と設置されているのには驚いた。無用の季節に旅行しているからギャップが大きいが、冬の厳しさを象徴的する代物に津軽海峡を越えた実感がやっと湧いてきた。
函館を過ぎると車の数が減って来て、法定速度50Kmが80Kmぐらいに跳ね上がった。途中、道央自動車道に入ったがこれまた法定速度が70Kmにたいし、流れは120Kmぐらい。オイオイ聞いてはいたがなんだこれ!ナビの到着時間が大幅に短縮されあてにならなくなった。
ニセコ近くで迷子になった。基本的にナビは信じていないが、なぜか舗装されていない、狭い道を行く。
オーイ、ここはどこ?
ナビのおね〜様夏バテか?
